「AIG女子オープン(全英女子)」で女子メジャー初優勝を飾った桑木志帆が4日、都内で会見に出席した。この日の早朝に英国から帰国。再びゴルフウェアに身を包んで最高の1週間を振り返り、心境と凱旋プランを明かした。
日本の女子選手で史上7人目のメジャーチャンピオンは、会見場に集まった約30の報道各社の前でフラッシュを浴びた。快挙から1日半が経過し、ビッグタイトルを手にした実感が「ちょっとずつ湧いてきた」ところ。スマートフォンにひっきりなしに届く祝福メッセージは数えきれない。
インスタグラムのフォロワーは大会前から約1万1000人増え4万8000人に。「最初は一般の方(の投稿)だと思っていた」というXの投稿が、PGAツアー選手のジャスティン・ローズ(イングランド)の「(桑木と同じ)黄色いボールを注文した」というつぶやきだと関係者に知らされ、「ホンマや!」と驚いた。
リンクスを戦うにふさわしい鉄壁のマネジメントとそれを実行したショット力。23歳はそして、エスター・ヘンゼライト(ドイツ)とのプレーオフでずば抜けた精神力を見せた。カラフルなウェアやネイルでも注目され、優勝会見では世界に“酒好き”を公言。ゴルフ人生で最高の夜は「ホテルに着いてからビール 2本。でもその前に(会場で)ビールとハイボールを飲みました」という。勝利の美酒の味について「ビールがちょっとぬるかったのが残念だったんですけど、おいしかったです」と満面の笑みで明かした。
ビッグタイトルを手にする前から決まっていた、待ちに待った予定がある。この日の夜から都内でスタートする人気ラッパー『LANA』のライブに行くのが「めっちゃ楽しみです」。かねて大ファンで、日常生活だけでなくプロアスリートとしてのキャリアにおいても支えにしてきた楽曲がたくさんある。「メンタルがいい時も悪い時もずっとそばにいてくれる」。聞きなれたリリックに、メジャーの日曜日だって何度も背中を押された。
上位の出場資格を得た米女子ツアーには2027年から参戦する。「Qシリーズ(最終予選会)を受けなくてよくなってほっとしている」と、凱旋試合となる次週14日(金)開幕の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」(長野・軽井沢72北C)から今季の残りは国内女子ツアーに専念。「注目されて重圧はあるかもしれない。でも見られてプレーする方がうれしい。たくさんの人に喜んでもらえるような、ワクワクさせられるようなプレーをしたい。この優勝はすごい自信になった。年間女王を獲りに行きたい」と、大きく広がる未来に目を輝かせた。(編集部・桂川洋一)






















